9月29日双葉郡浪江町にある浪江町地域スポーツセンターにて「ふたばワールド2018 inなみえ」が開催されました。
ふたばワールドは、もともと双葉郡8町村の住民の交流の場として平成11年まで年1回開催されていたものです。
震災後、福島県内外に避難された方々の再会・交流の場として、また「ふるさとふたば」の復興を目指し平成25年から再開され双葉郡8町村の復興シンボルイベントとして現在に至っています。震災後6回目となった今年は浪江町を会場に、十万山メインステージ、戸神山サブステージと名付けられた特設ステージを中心に多彩な催しが行われ多くの人で賑わいました。
メインステージでは、双葉郡8町村の町長らが出席しオープニングセレモニーが行われたあと、ダチョウ倶楽部や歌手の美川憲一さんらによる有名芸能人のステージが繰り広げられました。観客を巻き込んでのステージに会場からは何度もアンコールの声があがっていました。
双葉町からはJAスマイル大正琴のみなさんが登壇。「さくらさくら」や「赤とんぼ」など年代問わず人気の童謡をアレンジした楽曲を奏でました。
メインステージ前には「なつかしい みんな えがお広場」と名付けられた交流の場が設けられ、その周囲にはなみえ焼そばやカニ汁など双葉郡の地域色豊かな飲食ブースなどが並びました。双葉町からは、お馴染みの“ふたば茶亭”さんが出店。カヌレやぬれドーナッツなど人気のお菓子が盛況で午後には完売していました。
そのほかにも、大相撲の玉ノ井部屋がプロデュースした「ふたばの大鍋プロジェクト」も人気で、開催地の浪江町のサケや鈴木酒造店の酒かすなどを使った約1000食分のちゃんこ鍋に長蛇の列ができていました。
会場に来ていた参加者のみなさんは久しぶりにあった友人と写真を撮ったり、ステージイベントで盛り上がりを見せていました。
双葉町復興支援員(ふたさぽ) 小松