故郷の民俗芸能を次世代へ〜ふるさとの祭り2018 in富岡〜

11月10日、11日の2日間にわたり富岡町立富岡第一小学校で「ふるさとの祭り2018 in富岡」が開催されました。この祭りは、東日本大震災や原発事故により、民俗芸能の継承が危ぶまれている団体に発表の場を提供し、民俗芸能継承の意欲を高めること等を目的とし平成24年から開催されているものです。(県HPより抜粋。趣旨全文はこちらから
今年の祭りには、県内の16の芸能団体と茨城県の1団体が参加し、各地自慢の民俗芸能が披露されました。

双葉町からは前沢女宝財踊り保存会と三字芸能保存会の2団体が出演しました。

「前沢女宝財踊り」は南北朝の争乱の際、霊山城から逃れた北畠氏の重臣12人が旅芸人に身をやつし、現在の南相馬市に落ち延びた場面を表現しています。本来は男性が踊る芸能で、女性が伝承する団体は大変希少なため、前沢女宝財踊り保存会の皆さんはこの祭りの出演団体としては常連中の常連であることが司会者から紹介されました。代表の半谷さんも「ふるさとの祭りで最初に披露した時の会場の皆さんから頂いた声援が忘れられない。保存会の皆さんも協力してくれるから何とか続けられている」と少し声を震わせながら日頃の感謝の気持ちを話していました。

「三字の神楽」は震災以降休止していましたが、このほど用具が整いふるさとの祭りへの出演も決まったため活動を再開しました。祭り1カ月前の練習時に復興支援員が取材に伺った際は、約8年ぶりの舞や演奏に不安を抱いていた方もいらっしゃいましたが、本番では四方固めに始まり、幣束舞、鈴舞、虎舞と進むにつれて動きが大きく荘厳になり、最後に太鼓と笛が鳴り止むと会場からは大きな拍手が起きました。代表の岩川さんは「85点の出来、これで完璧と思われてもいけないから」とおっしゃっていましたが、ステージを下りた皆さんの顔にはやりきったという笑顔が見られました。

今回、同会場内では「第90回富岡えびす講市」も同時開催されました。各地の伝統芸能を鑑賞することができることに加え、昨年7年ぶりに復活した伝統あるえびす講市とあって、子どもから大人まで大勢の地元の方が会場を訪れていました。2日間のイベントをとおして、故郷の伝統芸能や伝統行事の継承について改めて考える方も多かったのではないでしょうか。

復興支援員(ふたさぽ) 苅部

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