7月4日、JR双葉駅でいわき・まごころ双葉会による七夕飾りの設置が行われました。
いわき・まごころ双葉会は、毎年8月にいわき市で行われる「いわき七夕まつり」に七夕飾りを出展しています。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のためイベントが中止となったことを受け、双葉駅に飾ることが決まりました。
双葉駅に設置されたのは、高さおよそ4メートルの七夕飾りです。物干し竿にロープで固定し、皆さんで力を合わせて駅の1階から2階に引き上げ、自由通路から吊り下げられました。
この日はあいにくの雨でしたが、程よい湿気が、保管している間に飾りについてしまったシワ(折グセ)をとってくれていました。
「私の顔のシワも伸びればいいのにねぇ」なんて冗談を交えながら、設置作業は順調に進みました。
およそ1時間後、色とりどりの七夕飾り6基が駅構内に並びました。
飾りを見上げる皆さんの目線の先には、「復興へ ふたば」の文字が。この七夕飾りには、いわき・まごころ双葉会の皆さんの“一日も早い双葉町の復興”への願いが込められていました。
設置後、いわき・まごころ双葉会の石田会長は「ふるさとに帰ってきたときに、双葉駅に寄って七夕飾りを見てもらえればありがたい。来年はいわき市と双葉町の両方に飾ることが出来たらいいなと思っています」と話していました。
いわき・まごころ双葉会の七夕飾りは、7月14日までJR双葉駅東口に展示されます。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
双葉町復興支援員(ふたさぽ) 西元